IT業界の特徴として変化が激しく、市場全体が目まぐるしく動いている点が挙げられるでしょう。これは、10年前のIT業界の状況と現在を比較してみるだけでも容易に察しがつくはずです。ITエンジニアはそんな環境で日々仕事を行っているわけです。
システム開発やセキュリティ管理などは、毎日同じような仕事をルーチンでこなしているイメージもありますが、実際には大違い。システムのアップデート、トラブルを回避するための作業、さらに年々巧妙化するハッカーを防ぐセキュリティ環境の構築・維持など、業務内容そのものがつねにアップデートを繰り返しながら行われている状況です。
ある意味忙しく、覚えることもやるべきことも多いIT業界ですが、そんな業界の最前線で働くエンジニアはまさに「時代の最先端を担っている」存在。自分たちが築き上げて維持している環境が社会を動かし、ひとりひとりの生活の利便性を支えているというやりがいを感じることができます。
また、IT業界の変化だけでなく、IT化がもたらす社会そのものの変化を最前線で実感できるのもエンジニアとしての大きな喜びです。企業のシステムがダウンしようものなら、たちまち業務全体が動かなくなってしまうこともしばしば。エンジニアはそれを防ぐために奮闘しています。
「自分がいるからこそ企業の業務が円滑に進んでいる」という縁の下の力持ち的な自負を持つことができるなど、達成感や満足感を得られる機会が多いのもIT業界で働く魅力となっています。加えて、目まぐるしく変化する業界だからこそキャリアアップのチャンスが大きい点も挙げておくべきでしょう。